熱の伝わり方とは伝導や対流に放射
熱といって伝わり方は複数あって、伝導や対流、そして放射と呼ばれています。
伝導は物質を伝わる熱移動の仕組みで、高温部から低温部に移動する性質を持ちます。
原子や分子レベルでは振動を始めとした運動エネルギーとして伝わり、熱が移動することを伝導といいます。
対流は気体、あるいは液体といった流体が熱せられた際に、膨張して軽くなり空気の上の方に移動することを指します。
冷たい空気は逆に足元に降りてきますが、これも対流の性質です。
理由は温度が上がると分子が運動しやすく、体積が膨張して密度が小さく、つまりは軽くなって上に移動しやすくなることにあります。
放射は赤外線が透過する、空気や物体の内部に起こる現象です。
発生するのは赤外線の波長が電波する空間や物質で、電磁波の振動が熱として伝わるのがこの放射です。